太平洋石炭販売輸送臨港線・旧知人駅にて

2021-04-22

入舟町方面に線路が伸びていた頃に使われていた駅舎らしき建物が、知人に残っていました。

知人…シリト。シリ・エトはアイヌ語で大地、鼻の意味で、岬を意味します。海岸沿いの町のすぐ後ろには丘が迫り、釧路埼灯台があります。ここから先は道も無く、とても静かな所です。

旧知人駅

2009, 6, 19
旧知人駅

旧知人駅

2009, 6, 19
旧知人駅

一見して倉庫のような建物です。
本当に駅舎だったのか、事務所だったのか不明ですが…。

旧知人駅

2009, 6, 19
旧知人駅

時の流れが止まったような所です。

旧知人駅

2009, 6, 19
旧知人駅

信号機器には電源が入っていて、今にも列車が来そうです。

2009, 6, 19
旧知人駅

貯炭場の向こうは高架桟橋(知人駅)があって、臨港線の石炭列車が見られます。
※石炭列車廃止以前

昆布が干されています

2009, 6, 19
昆布干し

列車の来ない線路には、地元の方が昆布を干す風景が見られます。
右は貯炭場の石炭です。

オダマキの花

2009, 6, 19
オダマキの花

オダマキの花が咲いていました。

ここで線路は終わり

2009, 6, 19
ここで線路は終わり

入舟町方面に伸びていた線路は、旧知人駅の外れで終わっていました。

ブルも昼休み

2009, 6, 19
金網の向こうは貯炭場です。

走り回っていたブルは、昼休みで休憩中です。

朽ち果てたスロープ

2009, 6, 19
スロープ

列車から荷物を上げ下ろしに使っていたと思われるスロープは朽ち果てていました。

踏切

2009, 6, 19
踏切がありました。

米町公園下から続く道路はこの踏切で終わっています。
踏切には3本の線路があります。海側の1本は春採からの石炭列車が走る太平洋石炭販売輸送臨港線の線路で、山側の2本は同線から踏切の近くのポイントで分かれた旧知人駅に続く廃線です。

この列車の走る線路と廃線が混在する知人の踏切は、なかなか雰囲気のある場所だと思います。

廃線

2009, 6, 19
この線路に列車が入って来ることはありません。

廃線

2009, 6, 19
廃線となった線路。もう動く事のないポイント

錆びた線路

2009, 6, 19
錆びた線路

2009, 6, 19

踏切の海側の1本は貯炭場高架桟橋(知人駅)へ続く線路で、今でも春採からの石炭列車が走ります。
※現在はこちらも廃線となりました。

知人海岸へ

2009, 6, 19
知人海岸へ

踏切を渡って、知人海岸に向かいます。
貯炭場の後ろには静かな知人海岸が広がります。
ただ波が寄せては返すだけです。

※「太平洋石炭販売輸送株式会社」は、令和元年(2019年)6月30日をもって鉄道事業を廃止されたこと等もあり、令和2年(2020年)4月1日に商号を「新太平洋商事株式会社」と改めました。


太平洋石炭販売輸送臨港線・旧知人駅にて

Posted by でぇあぶつさん